特定遺贈をする場合(遺言文例6)
遺言書
遺言者は、遺言者の有する下記不動産を、姪宮崎理恵(兄宮崎順一の長女・昭和55年5月5日生)及び姪宮崎絵里(同弐女・昭和55年5月5日生)の両名に共有として遺贈する。
その共有持分は、各2分の1とする。
記
所在 福岡県久留米市六ツ門町
地番 19番11
地目 宅地
地積 300.34平方メートル
平成27年4月29日
住所 福岡県久留米市中央町38番地23
遺言者 宮崎 信幸 印
相続人でない人に特定遺贈をしたい場合に使う文例です。遺言者に債務があっても、受遺者(遺言でもらう人)はその債務を引き継ぎません。但し、上の文例で不動産に抵当権が設定されている場合は、将来競売にかけられて所有権を失う可能性はあります。
上の遺言書は、自筆証書遺言の見本です。全てを自分でペンを使って書き、必ず日付を入れてください。印鑑は認印でも構いませんが、実印が良いでしょう。作成後、封筒に入れて封印をし、妻に預けておくと良いでしょう。
当然、公正証書の原案(下書き)としても利用できます。公正証書遺言が、より安全で安心です。